2017年の秋冬のファッショントレンドについて、大きなトレンドキーワードをピックアップしてレポートいたします。
今回はデザインディティールについて記載していきます。
この秋冬では、エレガントでパワフルな女性が描かれているようです。注目されている大きなトレンドに「ビクトリアン朝」という貴族の衣装が取り上げられていますが、その中でこの2つのデザインポイントは新しく、トレンドに乗ってくるだろうと思います。
(1)ネック
スタンド衿、というか、タックやプリーツで分量をしっかりと取りながら首元を装飾するデザインが、多く出ていました。このディティールは、2017年春夏のボトムのウエストに良く見られたデザインです。ハイウエストのボトムのウエストにはベルトでマークしていましたが、上に向かってタックやプリーツを取ったデザインが旬でした。秋はブラウスの衿に使われて、トレンドは進化しています。
また、ハイネックも多く出てきます。首の部分にレースが重ねてつけられているものなど、繊細でゴージャスなデザインです。他、タートルネックはニットでも多く出てきます。首元の装飾が目立つデザインが今年らしさと言えそうです。
(2)パワーショルダー
肩つけに、大きくボリュームを持たせたデザインのトップスがとても多く出ています。肩を大きく見せていくのが今年の秋冬のトレンドです。
久しぶりの肩パット復活でジャケットやコートも肩をしっかり作ったタイプがメインです。ここしばらく続いていたシンプルなミニマルな、アンコン(アンコンストラクション・ジャケット:非構造的な・・・肩パットなど入っていない、ソフトなジャケット)ジャケットのトレンドが少し変わってきそうです。力強い女性の時代に変わっていくのかもしれません。